株式会社HRC 中沢代表インタビュー

INTERVIEW

株式会社HRC 中沢代表インタビュー

株式会社HRC 中沢 宏

中沢 宏
(なかざわ・ひろし)

1985年生まれ、東京都出身。株式会社HRC代表。数多くの新規事業立ち上げを経て、通販事業に従事。2018年現在、年商約30億円の事業に成長させる。「理想の姿を叶える会社になる」ビジョン実現に向け、グループ最大の組織を束ねる。

累計販売数90万枚を超えるヒット商品「VIAGEビューティアップナイトブラ」を筆頭に、2018年には年商25億円を突破。「理想の姿を叶える会社」を目指す中沢社長に、過去、そして現在のビジョンに至るまでをお聞きしました。

株式会社HRC 中沢 宏

「一等賞になれなかった」
社長が語る
”自分でレールを敷く”決意

一等賞を獲ったことがなかった学生時代

よくも悪くも「そこそこ」。

東京都大田区で育った僕は、習字でもマラソンでも良くて入賞止まり。一度も一等賞を獲ったことのない幼少期を送ってきました。小学生の卒業文集にも「将来の夢はサラリーマン」と書いたほどで。唯一あったのは、悪目立ちくらい笑。やんちゃな思春期でした。

高校受験もろくに勉強をせず志望校には落ち、たまたま受かった工業高校の電子科に進学しました。しかし、はんだごてを握る自分の姿に違和感を感じ、結局半年も経たず中退してしまいました。

その後は家計状況が思わしくなかったこともあり、アルバイトに精を出していました。コンビニやイタリアン、カラオケ店、引越し屋に、お弁当の宅配もやりました。

なすがままの人生。
レールの上を走る人生。

そんな日々を送っていました。

ただ大学には進学出来ないにせよ「せめて高校くらいは自分のお金でなんとかしよう」そんな思いから、バイトで貯めたお金で、定時制高校の編入試験を受けて通い始めました。

大検(現:高等学校卒業程度認定試験)をとればそのまま単位として認めるという高校であったこともあり、運よく卒業単位が取れた後は、浮いた時間で麻雀ばかりして過ごしました。この先の夢や目標なんて、抱きもしませんでした。

突然の立ち上げメンバーに抜擢

当時、友人関係にあった丹野(ネクステージグループ代表)や片桐(現専務取締役)に仕事の誘いを受けたのは、高校卒業後、行先も決まらず転々としていた時期のことです。

ネクステージは当時2期目。親交があった会社との共同出資で、不動産事業を行う話が挙がっていました。そこに「立ち上げメンバーとして参加しないか?」と誘われました。でも即答は出来ず、断り続けていました。

「なんで自分なの?」 「誰でもいいんじゃないの?」

頭のどこかで、そんな思いがありました。

それから数ヶ月経ったある日。事業オープン前のレセプションパーティに呼ばれました。

「友人に呼ばれたから、ちょっと行ってみよう」そんな軽い気持ちで足を運ぶと「立ち上げメンバーを紹介します」と事業に携わる4名の名前が挙がり、壇上に登るよう指示されました。

聞こえてきたのは、見知った名前。

「中沢宏」
そう、僕の名前です。

「勝手に決まっている!」

反射的にそうは思えど、すでに後には引けないムードです。

それに、これといって、これからやりたい事もない−−そんな事実も後押しして、しぶしぶ「やります」と手を挙げることとなりました。

とはいえ、業界未経験で右も左も分かりません。だからまずは半年間の研修期間を経て、渋谷道玄坂に構えた店舗の立ち上げに合流することになりました。

バー「WONDER」
株式会社HRC 中沢 宏

決められたレールの上を走るのは三流

出資先の不動産賃貸の立ち上げを経験してから少し経ち、ネクステージグループへの合流が決まりました。

しかし、設立間もないネクステージは、お世辞にも「すごい会社」とは言えません。

主軸事業も決まっていなければ、社内ルールもろくに無い。事務所もマンションの一室でエアコンも効かず、夏は汗だく。1円の経費を使うことも惜しんでいたために、お客さんに出すコーヒー1本買うのも自腹です。

かといって、自分自身にも特別な”何か”はありません。パソコンも使えず、入社当初の日課は、誰よりも朝早く出社して「何卒よろしくお願いします」をタイピングソフトに打つ練習をしていました。

正直、最悪なスタートでした。

そんな何者でもない、何も出来なかった自分に対して、入社早々丹野に言われた一言が今でも心に残っています。

「決められたレールの上を走るのは三流だ。今後期待しているのは、レールを自分で作っていく人になって欲しい」

当時は、この言葉の真意が分かりません。むしろ、なすがままに生きてきた自分は「誰かが引いたレールの上を走る人生、流れ作業で生きていこう」と思っていたほどです。

それでも、幸運なことに0から1を作る楽しみに、自分でレールを引く楽しみに多く携わらせてもらえることになりました。グループの中で「最も下積みが長かった人は誰か」と聞かれれば間違いなく「僕です」と断言できるほどに。

代表就任、第一子出産。父のガン宣告

2015年、30歳の歳に(株)HRCへの代表取締役就任が決まりました。そして、同時期に父がガン宣告を受けました。第一子が生まれる直前の出来事でした。

すると、生きることと死ぬことが、すごく現実的かつ身近なものとして自分に突きつけられました。

一ヶ月後、父は孫の顔を見ることもなく、いなくなってしまうかもしれない−−そんな状況 で「今、自分は世の中に価値を残せているのか」と考えるようになりました。

そこから、自分自身に使命感が芽生えました。

それまでの僕は、とにかく毎日がむしゃらに仕事をしていました。事業が立ち上がらず、常に目の前のことで精一杯。人と関わる事も不得意で「仲間を増やしたい」「会社の環境を良くしていきたい」という欲もありませんでした。

しかし、幸いにも良い仲間たちに巡り合い、今は本気ですごい会社を、この仲間たちと創り上げたいと感じられるようになりました。

印象的なエピソードがあります。

弊社では四半期に一度、全社員・パートナーを集め、業績内容の共有や社員投票でMVPを決める四半期総会を行っています。19年1月に行われた際には、飯塚(CRM部企画課)が表彰台に上がりました。

すると、チームメンバーの林と田口が声をあげて涙を流したのです。

その姿を見て、僕も泣けてきてしまいました。彼らは、弱い自分も含めてお互いの胸のうちを明かし、本気で支え合ってやり抜いたチームでした。だから、自分のことのように嬉しかったのでしょう。

「入社してもらうというのは、その人の人生を預かることだ」

人と関わり仕事をしていくことの意味が、自分の中で変化していきました。

バー「WONDER」
株式会社HRC 中沢 宏

レールや価値を創る人生に

僕は、働く中でずっと「やりがいってなんだろう」と考えていました。入力作業をずっとやっていたとして「終わった」と思うのは開放感。それを繰り返していても、やりがいにはなかなか繋がりません。

「やり抜こうと思って、やり抜くこと」これこそが、達成感ややりがいに繋がると感じています。

この道は、けして楽な道ではありません。むしろ、困難な道であることの方が多いでしょう。実際に通販事業も4年近く赤字に苦しみ、昼夜もなく働いていました。仲間や取引先に何度頭を下げたかも分かりません。

でも苦しい分、2倍、3倍の楽しみがある。

それに、本気でやり続けると、どんどん楽しくなってきます。やっていくうちに、学び続けるうちに、「こういうことが自分は好きだったんだな」「自分は事業や価値を作る側に回りたいんだな」と新しい考えも生まれてきます。

だから、まずはやってみる。

そうすれば、どんどん視野が広がります。そして、チャンスを目の前にしてやる、という気持ちがあれば、自ずと目の前の道も拓けていきます。

父も無事にガン手術を乗り越え、孫の顔を見る事も叶いました。僕も今、「自分でレールを創る人生」に向かって、歩みだしています。

理想の姿を叶える会社へ

HRCは4期目に入り、15人ほどでスタートしたメンバーも今では30人以上になります。販売数や売り上げは順調に成長していますが、まだまだこれから。

なぜなら、HRCには「理想の姿を叶える会社になる」というビジョンがあるためです。

お客様は「こうなりたい、こうしたい」と思って我々の商品を買われています。商品だけを提供しても、理想の姿は叶えられません。

QPS(クオリティ・プライス・サービス)という言葉がありますが、商品のクオリティや価格を磨いていくのは当たり前の話です。特に今は、ものが溢れている社会。Sの部分、つまりサービスをより強化して、商品・サービスの二軸でお客様の理想の姿を叶える会社になりたいと思っています。

そのためには、働く仲間の理想の姿も叶えていくことが大切です。そして、お客様と働く仲間の理想の姿を叶えていけたら、こんなに嬉しいことはありません。

そして僕自身も、これから新しいビジネスモデルや新しい代表もどんどん輩出していきたいと考えています。

僕は10年以上ネクステージグループで働いていますが、一等賞を取ったこともなければ、やりたいことも、できることもない。そんな自分から始まりました。

それでも「てっぺんを取れるんだ」「会社の経営ができ、新しいビジネスモデルが作れるんだ」そんな自分自身になることが、未来に希望を創る一番の体現者。そうやって、自分自身の理想の姿も叶えていきたいと思っています。

0から1を創り上げる。全体を俯瞰して創り上げていくことは楽しいことの連続です。

だからこそ、そんな志を共にできる仲間を心から募集しています。


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