Interview 退職したのに……「もう一度働きたい」と思える会社がここでした

株式会社Quebrada 課長

森川智仙 (2014年入社)

1977年生。東京都出身。専門学校卒業後、7社を渡り歩き8社目にしてネクステージGroupに入社。しかし会社と自身の方針にギャップを感じ、一度退職する。他の会社を経験することによりネクステージGroupの魅力を再確認し、再就職に至る。現在は株式会社Quebradaで課長を務め、社員200名近くからMVPに選ばれる活躍を見せている。

「もう一度働きたい」と思わせるすごさがあった

中高一貫の進学校に通っていたものの、大学進学に興味がなかったわたしは、大学ではなく映像の専門学校への進学を決めました。動画編集だけでなく画像編集にも魅力を感じて学んだ結果、初めて就職したのはデザインの会社でした。しかしどの会社も長くは続かず、2年くらいのペースで職を転々とし、8社目でネクステージGroupに入社しました。当時は離職したばかりでハローワークに通っており、就職活動をしていたなかで、たまたまネクステージGroupと出会ったんです。現専務である片桐の面接のあと、偶然居合わせたGroup代表の丹野も話を聞かせてくれました。今思うと、最初から濃い人が面接してくれたんですね(笑)2人の話を聞いていて「面白そう」と思ったのが、会社の第一印象です。他社の面接では、過去何やってきたか、どんなスキルがあるか。過去の話が中心でしたが、丹野も片桐も「こういう会社にしていきたいと思っている」と未来に向けた話をする人でした。そんな会社は他になく、自分がぐっと話に引き込まれる感覚がありましたね。もともと「すごく入りたい」と思って面接を受けたわけではありませんでしたが「ここで働こう」と前向きな気持ちになりました。

しかし入社後しばらくすると、私がもともとスキルワーカーで職人気質だったこともあり、採用基準や考え方に差が生まれていることに気づきました。自分は「どんどんスキルを上げて難しい仕事をしたい」「経験者を優遇して、チームのスキルを上げていきたい」を重視しましたが、会社の考えは少し違いました。同時にデザインの仕事が減っていたこともあり、これからのキャリアに迷っていたんです。そんなとき、当時知り合いの企業に「デザイナーが足りない」という話を聞いて、私はネクステージGroupを離れようと決意し、転職しました。

すると転職先で部下になった人たちが「人として成長する」ということに魅力を感じていない人たちでした。そこでようやく、ネクステージGroupが重視している「人間力」の大切さを理解したんです。もともとはデザイナーとしてのセンス磨きが第一だと考えていた私ですが、「仕事力」を上げるには、その土台となる「人間力」が大切なんだと痛感しました。「以前の自分はここに気づけていなかった。もう一度ネクステージGroupで勉強したい。」と考えていたまさにそのとき「戻ってこないか」と声をかけてもらえたんです。ネクステージGroupで働くほうが学びが多い・成長できる未来がある・研修の精度が段違い、など、さまざまな魅力を感じ、最終的に戻る決断をしました。

未経験分野への挑戦と上司としての苦悩

デザイナーとしてネクステージGroupに戻りましたが、あまりデザインの仕事はしませんでした。というのも、試しに作った送客用のWebメディアが放置されていたのですが、ちょっと手を入れてみると「ちゃんと整備すれば売上になるのでは」という可能性が見えたんです。それがきっかけで、私はメディアの担当に変わりました。デザイン業務は一部あるものの、仕事内容は大きく変わり、図らずも未経験分野へチャレンジすることに。マーケティングの知識はなく、多少の抵抗はあったものの「せっかくなのでやってみよう」と前向きに取り組みはじめました。なぜなら、会社としてもこれから強みにできそう・売上が上がる可能性がある仕事だったのに、誰もできない・誰もその席に座らない状態だったからです。単純に、もったいないと思いますよね。そんな風に、会社の隅でやっていたような仕事でしたが、現在では株式会社Quebradaとして子会社化をしました。

私は今でこそ課長として部下を束ねる立場にいますが、部下を持ったはじめの頃は「部下のわからないことがわからない」ために苦労しました。「なぜこれがわからないのか」「考えたらわかるのに」と……。しかしそれではうまく関係を築けません。社内研修も受け「こちらが向こうを理解しないといけない」という考えに至りました。彼らがどういう考えで働いて、どういう目標を持っているのかをしっかり聞けば、その人に対してかける言葉も変わりますからね。とにかく話を聞いて、考えを理解し、誠実な声かけを意識しています。必要だと思えば、ダメなときは「ダメ」と言うこともあります。本人の人生のことを一番に考え、より成長できる方向へ促してあげるように、より実りのある人生になるように背中を押していきたいです。

自分のことより周りのこと|仕事のやりがいについて

今の私は管理職ですので、自分のチームや部下が褒められると嬉しいですし、やりがいにつながっていますね。採用に関わることもあるため、自分が面接した子が周りから「新しく入った子、いいね」と褒められると「やった!」と内心思っています(笑) 部下の昇進・昇格も本当に嬉しいです。自分のもとで頑張ってくれている彼らが褒められること・会社から評価されることは、上司としての一番の喜びです。
自分だけ仕事ができても会社は回らないし、自分の首を絞めるだけです。みんなのおかげで会社が回って、みんなのスキルや評価も上がって、お互いによい関係でいられるのがベストですね。

また、仕事をするうえでは「楽しいかどうか」を大切にしています。メディア事業部という仕事柄、仕事は自分たちで取りに行く機会が多く、何をどこに売るかは自分たち次第です。たとえば「これから⚪︎⚪︎が流行るかもしれないので、メディアを作って営業をかけよう」というように、自分たちで商材を選んで営業します。この仕事をするうえで大切なのが、楽しいかどうか。新規営業して攻めるかどうかも、すでに進行している仕事を大きくするかも、どんなお客様を選ぶかも、「ワクワクするかどうか」を重視して仕事を作り出しています。「仕事がなければ作ればいい」という精神で、楽しい仕事の創出を重視しています。そしてこの考え方は、ネクステージGroupが大切にしているチャレンジ精神(チャレンジすることは、現状維持よりも楽しい)にもつながるんです。この想いに則って、これからも楽しい仕事を創りだしたいですね。

これからは後進の時代|雇用創出が実現する未来のために

光栄なことに、わたしは昨年、ネクステージGroupの約200名の社員のなかから、MVPを受賞しました。全社員が集まる発信会で発表され大変光栄に感じましたが、同時に「自分がMVPをとってよかったのかな」とも思いました。というのも、自分の動きが派手に見えている部分もあり、実際に業務を進めてくれている事業部の仲間達にもっとスポットライトが当たる働き方もできたかもしれないと思ったからです。大きなチャレンジが成功したのは評価されたポイントだとは思いますが、これを役職者である自分が取っていてはよくないかなと。実際、2.99の子会社「QUEBRADA」の代表を目指し、勉強している最中なんですが、一番売上を上げているのが社長というのはあまりよくないですよね。しかも経営管理というものを考えなくてはならないので、自分が動ける時間も範囲も狭まります。そう考えると、今は部下の育成に力を入れるべきタイミングだと思うんです。18期のMVPは株式会社Quebradaから選ばれてほしいですね。

話は変わりますが、私には2つの目標があります。
1つ目は、自分自身が社長になれた先で、さらにもう1つ事業をつくることです。現在9名のメンバーがいますが、社員が18名くらい集まり、2つの事業部で売り上げが立つようになったら、並列の子会社を作ろうと考えています。
もう1つの目標は、地方に営業所をつくることです。現在岡山県に営業所があり、3人のメンバーが働いてくれていますが、地方で採用活動していると多くの悩みを聞くんです。「雇用のある業種は限られている」と。だから、他県でも営業所を作って雇用を生み出して、私たちが感じている幸せを分けてあげたいですね。
どちらにも通ずるところですが、最終的には自分たちの手で雇用創出を目指したいというのが大きな目標です。

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