財務経理の仕事とは?経営者と伴走できる未来に向けての取り組み
財務経理というと、事務処理や数字に囲まれた面白みに欠ける仕事である、と思う人も少なくないかもしれません。しかしネクステージGroupでの財務経理は、もっと攻めた・クリエイティブな部署として成長を続けています。では、いわゆる「普通の」財務経理とは何が違うのでしょうか。今回は、財務経理部の部長である神浦瞳さんに、ネクステージGroupならではの財務経理の役割について話を聞きました。
ネクステージGroupの概要と財務経理の役割
ネクステージGroupは異業種多角化経営を行っており、現在14事業を展開しています。これらすべてのバックオフィス業務をネクステージグループホールディングス株式会社で担っており、財務経理部もここに属しています。これからネクステージGroupが目指すのは「2036年までに100事業の創出すること」であり、そのためにグループ統一でフィロソフィーという、私たちのすべての核となるものを定め一丸となって活動しています。今では孫会社も増え、バックオフィスの役割がますます重要になってきています。
成長を続ける会社のなかでの財務経理の役割は、単なる事務処理だけではありません。100事業を達成するためにも、経営数字から課題・改善の方法を見つけ、グループ全体で最適な方法を導き出すために奮闘しています。決められた業務をこなすだけではなく、前向きで未来に向けた業務を担うのがネクステージGroupにおける財務経理の役割です。
財務経理の業務内容
財務経理部の具体的な業務内容を紹介します。
経理は、過去と今の数字を正しく迅速に出すことを目的としています。
どちらかといえば、ルーティンの業務が多いのが経理です。
【経理:仕事内容】
- 経営者が月初会議で使用する資料作成の一部を担う
- 月に1回子会社の代表と打ち合わせして、課題解決のためのアクションを決定する
- 月次の会計業務 など
一方で、財務は未来の数字をつくる、資金の調達・調整をする役割です。
【財務:仕事内容】
- 経理が算出した数字から「うまくいけばこうなる」「このままだとよくない」などと予測を立てる
- 予測をもとに各会社の代表に提案する
- グループ全体のお金の動きを見て、バランスを取る など
簡単に言えば「会社の経営はこのままで大丈夫なのか。」「これからどうなりそうなのか。」「投資すべきタイミングは今なのか。」などを、数字の面で管理しています。経営がまだ安定しないグループ会社もあれば、好調な会社もあります。グループ会社だからこそ支え合いながら、健全な運営ができるようにサポートするのが財務です。私たちが扱うのは億単位のお金。経理で算出した数字をもとに財務がさまざまな判断を行うので、お互いの理解が必要で、連携が欠かせません。責任ある仕事ですが、その分やりがいも大きな仕事です。
財務経理が目指す未来
これまでは経理に人員を割いていましたが、財務のメンバーが増えれば、より未来に向けた取り組みが可能になるはずです。だからこそ、経理業務の負担を減らして財務業務をメインにしていきたいと考えています。
そして、経営者が判断に迷ったときに、横にいて一緒に判断できる。そんな「伴走できる財務経理」になるのが目標です。「こういうビジネスモデルなら、こういう方法はどうですか?」と、わたしたちから経営者に提案できるようにしたいです。そのために、少ないリソースで最大限の付加価値を出すための取り組みを始めています。
これまでは、”事業数が多い””認識のずれが発生する””現場から正しい数字が上がってこない”などの問題があり、数字をまとめる事務処理に苦戦してしまっていました。結果として、わたしたちが数字の違和感を見つけて、経営者に提案するという時間をなかなかつくれなかったんです。
そんな問題を解決するために、会計処理をアウトソーシングし始めました。さらにITを駆使した業務効率化を実施しながら「言われた通りの数字を出すだけの財務経理」からの早期脱却に向けて動いています。今では、手の空いたメンバーから財務の仕事に時間を割けるようなっています。会計の基礎知識を持ったうえで「この会社はこれからどうなるんだろう?」と考えられれば、100事業達成に近づけるはずですからね。
ビジネスモデルが違うそれぞれのグループ会社に寄り添って、財務経理のメンバーひとりひとりが経営者と伴走できるようになる。そして、将来的には経営企画のような役割を果たせるようにしたいと考えています。
財務経理で働くメンバーの特徴と未来の仲間へのメッセージ
――財務経理で働くメンバーの特徴
未経験者も多い部署ですが、目の前の仕事に全力で取り組んでくれるメンバーばかりです。たとえ「経理をやりたい」と入社したわけでなくとも「何かを頑張りたい」「自分の価値を高めたい」という熱い想いを持っていて、いい意味で経理の仕事にこだわりがありません。自由な発想で幅広い仕事をとってきてくれて、成長を続けている人も多い印象です。かといって、もちろん未経験者を優遇するわけではありません。わたしたちが目指す「経営者と伴走する財務経理」を実現するためには、会計の基礎知識は最低限必要ですからね。
わたしたちは数字に関することならなんでもします。会計と直結しない、現場で扱う数字やマーケティングに関連する数字なども。ときには「広告費が上がっているので、利益率が悪いです。こういうのはどうですか?」と具体的に提案することもあります。今の財務経理部には、そんな風に「いろいろなところに顔を出して仕事をする楽しさ」を分かち合えるメンバーが集まっています。
――未来の財務経理のメンバーに伝えたいこと
きっとこの記事を読んでいる方は「あと10数年で100事業の創出なんて信じられない」そう思うと思います。それももっともです。わたしですら信じ難いです。それでもこの会社はきっとやります。叶える会社です。そのために妥協せず、貢献しようという意欲を持って働ける・付加価値を出せる、そんな人と一緒に働けたら嬉しいです。
また、仕事も好きなことも全力でできる人ならネクステージGroupで活躍できると思います。仕事熱心なのはもちろん大切ですが、今ネクステージGroupで活躍しているのは、どちらも全力な人が多い気がするので。息抜きの仕方を知っているからこそ、仕事にも全力で取り組めるんじゃないかなと思いますね。
ネクステージGroupに入ると、人生が変わります。学歴や経歴ではなく、今の自分と未来についてを見てくれます。「変わりたい」「自分はこんなもんじゃない」と思っているあなた、変わるのは本当に大変でエネルギーが必要ですが、ここでなら変われます。人生を変えたいなら、ぜひネクステージGroupに来てください。
この記事を書いた人
小林 花菜(こばやし かな)
1989年生まれ、静岡県出身。経歴はアパレル⇒広告営業⇒不動産人事⇒ネクステージGroup。ミスマッチのない採用を実現し、自分のなりたい姿を叶えられる会社を作っていくために現在、中途採用チームと採用広報業務を兼任。
最近のブームはキャンプと温泉と愛犬とのドックラン