Interview 自分の人生を変えられるのは自分だけ~どん底から這い上がるまで~

株式会社アクセル 課長 

木村 龍二 (2018年入社)

1992年生まれ。千葉県出身。大学に進学するも留年し、中退。その後保険会社に就職したが、わずか一カ月で退社。劣等感を抱えながら2年間のフリーター生活を送るが、2018年にネクステージGroupに出会い人生観が激変する。入社2年目で主任に、4年目で課長に昇格。現在は代表である郡司の右腕として活躍している。

「なんでもできる」と褒められつづけた学生時代に感じた闇

学生時代のわたしはサッカー推薦や指定校推薦で高校・大学に進学し、家族からも周りからも「なんでもできる」と期待されて育ちました。アルバイト先でも、学生ながらにマネージャーを任され、自信を持って働く日々。バイト先では「どこでも通用する」と褒められることも多く、「自分はできるんだ」というプライドを持って人生を歩んでいました。

ただ、大学生だったわたしはまだまだ甘く、専攻していた学問への興味が薄いことや他の理由などもあり、楽しいほうへ逃げるようになりました。結果、バイト三昧の生活で学問が疎かになり、大学を留年。「このまま通っていても意味がない」と退学を決意しました。周りの目も親の意見も気になって、母に退学の決意を告げたときには大号泣しました。それまでは痩せ我慢して「大丈夫」と言ってきた人生でしたが、初めて誰かに「きつい」と言えたことや、退学の申し訳なさ・やっと話せた安堵から涙が止まらなかったんです。母には「大丈夫。この先の人生、どうにかなる」と背中を押してもらえて本当に支えになったのを覚えています。

大学を中退してすぐ「お金を稼いで自分の人生をよくしたい・未来の自分の子どもにも楽させたい」という思いで、大変だけど稼げるイメージの外資系保険会社に就職しました。しかし入社してみると、部下を駒としか思っていない上司・ルールを平気で無視する社員を目の当たりにし、大きなショックを受けました。「ここには1年以上いられないな」と感じ、一カ月で退職。それからすぐに就職活動できればよかったんですが、劣等感と凝り固まったプライドが邪魔して、就職活動しようにも身動きが取れず……約2年間、フリーター生活を送りました。

就職して私は変わった。自信を持つまでの長い道のり

同級生は社会人3年目で立派に働いている。結婚する友達もいる。周りを見上げては自分の現状に苦しさを感じていたわたしですが、25歳のときに転機が訪れます。ある日、友人をきっかけに、現HRC代表の中沢と食事に行く機会をもらったのです。中沢と人生観の話をするなかで話が盛り上がり、わたしが人生について悩んでいたことも聞いてくれました。その中で現アクセル代表の郡司に紹介してもらい、面接を受けさせてもらえることになりました。面接では「人のことを想ってくれる」そんな郡司の人柄が伝わり、一緒に働きたいという思いが強くなり入社することにしました。未経験での就職で「何もわからないし、どうなるんだろう」と不安に思っていたことを覚えていますが、そんな不安よりも郡司と一緒に働きたいという気持ちを強く持っていたことを今も覚えています。

ただし、大学中退・前職は一カ月で退職・フリーター歴が長いなど、大きな劣等感を引きずっていたわたしは、入社してもそう簡単には変われませんでした。過去の挫折の経験が尾を引いて、主体的に・能動的に動くことができず、1年ほどはぼんやりしていたと思います。しかし20代後半にさしかかったこともあり、改めて自分のキャリアと向き合ったときに「このままだと後輩に抜かれるな」「このままだとずっと自信を持てないままだな」と危機感を抱いていました。

転機になったのは、仕事を引っ張ってくれる同期の存在です。グイグイ仕事を作りだす同期に刺激をもらい、自分にも向き合って「このままの自分じゃダメだな」と覚悟を決めました。その頃から仕事の仕方が変わり、自分の甘さを見つめ直し、人生がうまく転がり始めました。荒波に打ち勝っていける「スタンス作り」にチャレンジしていこうと思えたんです。「刺激をくれる仲間がいたからよかった。」それはもちろんあるんですが、自分で立ち上がれた経験は本当に大きいと感じています。

役職者としての役割。確固たるマインドで部下を引っ張っていく

課長職に就いて、自分について来てくれるメンバーのためにも、ブレた自分を見せてはいけないと感じています。まずは自分が精神的にも肉体的にも強くなり、そういうメンバーを増やしたいですね。仕事において絶対にしないと決めているのはトップダウン方式です。トップダウンでは成果を上げられないし、長続きしないことは前職で身に染みてわかっています。今わたしが課長でいられるのはメンバーのおかげであって、数字を作れているのもみんなのおかげです。そんな感謝の気持ちを忘れないことが大切だと感じます。部下との関わり方を履き違えると部下との信頼関係は築けないし、間違った態度では自分が苦しくなるだけですからね。

もうひとつ、普段から考えているのは、部下の人生についてです。わたしはよく、部下と「このままいくと人生はどうなるのか」という話をします。人生の大半の時間を過ごす職場だからこそ、仕事だけじゃなく、人生そのものを考えるべきだと思っているので。
人生において大切な「生きる術」や「心の強さ」を醸成できるように促せば、自ずとチャレンジングになります。その結果、仕事においてはスキルが上がり、成果につながる。そうやって、みんなでよいサイクルを生成できればいいと思っています。

「グループの最前線を走りたい」未来に向けて考えること

今のわたしの夢は「同じ思いを持った仲間の規模を大きくしたい」ということです。組織作りなのか事業立ち上げなのか、具体的な方法は分かりませんが、そういった新規のプロジェクトに携わって新しいポジションを作りたい。さらにそこに関われる人材を排出できる人になりたいという気持ちが大きいです。最終的には、同じ思いを持った仲間たちを増やして、周りに影響を与えられるグループを作り上げ、その最前線を走りたいですね。アクセルのスキルやノウハウを生かせば、ネクステージGroupが掲げる100事業の創出にも大きな力を与えられると考えます。

わたしは入社当初、人から言われれば動くだけで目標を持っていない「他燃型」の人間でした。それでも自力で、目標を持ってモチベーションを高めて働ける「自然型」に変われたんです。影響を与えてくれた周りのメンバーに感謝すると同時に「最後に決めるのは自分しかいない」とも痛感しました。チャンスをもらっても、つかみに行くかどうか・覚悟を決めるかどうかは自分次第です。昔のわたしはチャンスをもらってもつかもうとせず、自ら動こうともしていませんでした。貴重な時間をムダにしてしまった後悔は今でも残っています。だからこそ、本気で変わりたい・人生を明るくしたいと願っている人の気持ちも痛いほどよくわかります。

ネクステージGroupは未経験大歓迎で、チャレンジしようとする人を受け入れてくれる会社です。入社後、スキルを磨くのも大切ではありますが、それ以上に確固たるマインド・ぶれない信念を作ることが大切だと感じます。わたしはネクステージGroupに入社して、覚悟を決めてチャレンジした結果、人生が激変しました。「本気で変わりたい」「チャレンジしたい」という思いを持つ方は、ぜひ一度ネクステージGroupの門を叩いてみてください。

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