Interview 「誰と何をするのか」次第で変わる。失敗から学んだ私が今、目指すこと。

株式会社HRC 課長

飯塚 直人 (2017年入社)

1987年生。埼玉県出身。元バンドマンで100円均一の店長として勤務後、マーケティングに興味を持ち広告代理店へ転職。HRC入社後はプロモーション課・CRM課を経験し、上司・部下からの信頼も厚く2024年4月には課長職に就任している。

ノリで生きていた20代|HRCに転職するまで

昔から音楽が好きだったこともあり、将来は音楽を仕事にしたいと思い、音楽の専門学校に進みました。20〜28歳までバンド活動を続けるのですが、同時に100円均一のお店でバイトもしながら生活していたんです。そこで店長から「店長を目指してみないか」と声をかけていただきました。そのときは「面白そう・楽しそう」という軽いノリで「やりたいです」と返事したのですが、その翌月には店長として働くことに。仕事は楽しくさせてもらっていたのですが、とあるできごとをきっかけに転職を考え始めました。

当時は全社の方針で店内撮影禁止だったのですが、とあるお客様が購入した商品を使ってDIYした様子をSNSにアップされたようで、これまでに日の目を見ていなかった商品が爆売れするようになったんです。それ以降は全社で「店内写真撮影OK」を打ち出すようになりました。「1人のお客様が価値を生み出し、SNSで不特定多数の人に価値提供したことにより商品が飛ぶように売れる面白さ」を実感したんです。それからわたしはマーケティングに興味を持つようになり、広告代理店に転職しました。

転職した広告代理店は社員4名の小さな会社でしたので、広告の運用・クリエイティブ・サイトの作成など、とにかくなんでもやりました。しかも自分が受け持つ会社は150社程度です。広告がどのように配信されるのか・どのような指標をもとに広告を調整するのか・どのように魅力的なサイトを構築するのかなど、一定ラインの知識・経験は積めたのですが、ずば抜けて「これが得意」と思えるものは身につけられませんでした。
「このまま働き続けて、自分の成長につながるのだろうか?」そんな不安があり、同時に娘が生まれた時期でもあったので「手に職をつけたい」という思いから再度の転職を決意しました。これが28歳のときです。

株式会社HRCへの転職を決めた理由は、「誰と何をやるのか」を大切にされていたからです。前職では社員それぞれが違う企業の担当だったので、コミュニケーションをとる機会もなく、個人で働いている感覚がありました。しかし、私は仲間と協力して成果を生み出すことに、やりがいを感じていたので「誰と何をやるのか」というメッセージがとても胸に響きました。
面接では対等な関係で話してくれることにも驚きました。じっくりコミュニケーションをとれましたし、「人と人」みたいなところを大切にされていると感じ、新しいことに挑戦できるワクワク感を持ちながら入社を決めました。

初めての挫折|一緒に働く人のありがたみを知るきっかけに

入社してまず、わたしはプロモーション課に配属されました。これまでは広告を運用する側だったのが、広告を運用してもらう側に変わり、慣れないこともたくさん。もともとネガティブ思考だったのもあり「力不足だな」とマイナスにとらえてしまうことも増えました。結果、入社後半年ほどで精神的に参ってしまい、とうとう休みをいただくことに。

そんななか、HRC代表の中沢さんに「週に一回でいいから、ふらっと会社に顔だして。ちょっと話をしよう」と声をかけていただきました。当時のわたしは「あ、話し合いの場で『辞めたら?』って言われるんだろうな」と思いながら向かったのですが、中沢さんの第一声は「いつ帰ってくるの?」でした。「辞めないといけない」と思っていたわたしからすると、とても不思議な言葉で、心が救われて気持ちが軽くなったことを覚えています。それからは気持ちも落ち着き、CRM課に異動という形で1ヶ月後には復帰することができました。休んでいる間に自分と向き合えた時間も貴重でしたし、「中沢さんのような人が働いているところで働けるのは当たり前じゃないな」と気づけたのも大きかったです。「ここは自分にとって理想の場所だし、今あきらめるのは違うな」と感じられました。

部下との接し方に失敗|過去から学んだ上司論

今でこそ課長として日々頑張っていますが、初めて部下を持った店長時代のわたしはひどいものでした。興味本位で店長になったこともあり、メンバー育成やマネジメントの知識はゼロ。話すことといえば指示出しばかり。そんな仕事が続いて半年ほど経った頃、アルバイトの1人から不満が上がったという話を聞きました。不満があると言われても、普通にコミュニケーションをとっているつもりだし、何が悪いのかわからないと思っていました。しかし、「それはメンバーと向き合っていることにはなっていないのでは?」と意見をもらったんです。そこでようやく自分の欠点に気づきました。自分では向き合っているつもりだったけれど、一方通行のコミュニケーションだったんでしょう。

さらに翌日、アルバイトの1人から「飯塚さんちょっと怖いですよ」と言われました。「相談したいと思ってもできない」「怒っているように見える」と。そこでやり方を変えなきゃいけないと思いました。それまで自分は悪いことばかりに視点を置いていたことに気づき、これからはいいところに視点を置いてみようと思い直しました。この人は接客が上手だからレジにいてもらおう。この人は品出しが早いから任せよう。と、得意なところを見極め適材適所に配置することも意識しました。面白いことに、それからは売り上げが上がるし、相談してくれる人もコミュニケーションも増加。さらにわたしが辞めるとき「自分自身、何が得意で何が不得意かわからなかったけれど、ここでのアルバイトのおかげで見つけることができた」という言葉をもらいました。その人の成長を見られたことが嬉しく、25歳にして嬉し泣きしたほどです。人に影響を与えることこそが人と関わるということだし、人間を育てていくことだと感じました。

そんな経験があったからこそ、HRCで役職をもらったときに「メンバーのいいところを見つける」ことを守ろうと決意しました。強みを自覚してもらうために何度も伝え、その強みを生かすために仕事を与えようと意識しています。もう一つ気をつけているのは「怒っているように見える」状態を作らないこと。嫌なことがあっても人前で出さないようにし、誰からも相談されるような存在になりたいと思っています。せっかく出会えたメンバーたちには、やりたいこと・実現したいことをサポートしたいし、仕事を嫌な雰囲気でやりたくないんです。みんなが「明日仕事か!楽しみ!」と思えるような環境づくりをしたいと考えています。

チームの目標は明確・自分の目標は探求中

「圧倒的な成果を生み出せるチームにしたい」というのがチームの目標です。成果というと、どうしても売り上げに目が行きがちですが、目指すのはそれだけではありません。お客様の方へベクトルを向けて価値を生み出していくことも成果の一つだと考えています。
またチームで仕事を進められる大きなメリットは、不足を補える点です。みんなの強みを掛け合わせて、不足している部分を補い合いながら動いていけるからこそチームでやる意味があります。全員の強みを活かせる状態を作り上げ、お互いの成長のために意見を言い合える関係を作りたい。そして圧倒的な成果を生み出せるチームになる。それがチームとしてのビジョンです。

個人での目標は、明確に「これ!」と言えるものは正直ありません。しかし理想を語るなら誰かにとって「唯一無二の存在になりたい」と思っています。店長時代に出会ったアルバイトの子が「自分自身、何が得意で何が不得意かわからなかったけれど、ここでのアルバイトのおかげで見つけることができた」と話してくれました。もしかしたらそれはアルバイトの子の人生を変えるきっかけになったかもしれません。そんなきっかけを作ってあげられたことが嬉しく、やりがいに感じた気持ちは今でも忘れていません。
働いている仲間にとってもお客様にとっても、「誰でもいい」ではなく「飯塚さんに任せたい」「飯塚さんに話したい」と思ってもらえる存在になりたいです。誰かに救いの手を差し伸べられる・自分にしかできないことをしてあげられる、そんな存在になれたら嬉しいですね。

これからネクステージGroupへの入社を考えている人に伝えたいことは、わたしはマイナス思考で、特別な自信を持っているわけではありません。そういう人でも「誰と何をするのか」次第で考え方は変わります。今、自信がないとしても、結果を決めつけてあきらめることはしないでください。自分の可能性を信じて、チャレンジしたいならしてみてください。ネクステージGroupにはチャレンジできる環境があり、人として成長を続けられます。絶対に成長できます。自分ができる範囲で何かをするのではなく、そこを飛び出してあきらめずにチャレンジしてください。
わたしはこの会社に入って人生が変わりました。みなさんにもそれを体験してほしいと思います。

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