Interview 逆境に立ち向かい、挑戦し続ける人のヒーローになる

ネクステージグループホールディングス株式会社 主任

竹中 惇(2021年入社)

1994年生まれ、大阪府出身。その後、東京に転居。大学を卒業後、児童養護施設にてケアワーカーとして勤務。その後、人材紹介会社で営業職を経験し、2021年にネクステージGroupへ入社。未経験人事として、中途採用をメインに新卒採用、労務、企業のCSR活動などの数々のミッションに挑戦し、16期には年間MVPを獲得。現在は中途採用のEC事業のメイン担当として勤務。

出会いが変えた、弱い自分

経歴が少し特殊で、新卒で入社したのは児童養護施設でした。背景として、中学、高校生の頃は、社会に対しての反発とあきらめがあり、尖っていました。今考えると、家庭環境に対する劣等感や、何かに挑戦して失敗する恐怖心が強かったのだと思います。

大学では教育学を専攻し中高生の教員を目指しました。自分自身が様々な出会いの中で良い方向に変化ができたように、人生をより良い方向に導けるような大人がいれば、私のように変わることができるのではないかと思ったからです。しかし教育実習を通じて感じたのは、教員と生徒との壁でした。体罰問題やご両親の関係性など、時代の変化と共に生徒との関わり方が難しくなり、そこに違和感を感じました。

将来の進む道に悩んでいたとき、教育実習の一環で児童養護施設を訪れ、共同生活の中で子供たちの人生の大事な時期に携わることができると思い入社を決めました。

過酷な現実と向き合い、描いた理想の姿

人事を目指すようになったきっかけは、新卒で入社した児童養護施設での就労支援の経験でした。配属されたのが高校生が多く生活してるユニットで、炊事・洗濯・家事から、学習支援、自律支援など、毎日体当たりで全員と接していました。日中に出勤し、帰宅するのは翌日のお昼という勤務も多くありましたが、子供たちが自分の過去と戦いながら懸命に生活している姿を支えている喜びがあったので苦ではありませんでした。

当時は、施設の決まりで18歳で退所しなければならず、就職する子供の就労支援を行うことになりました。現実は厳しく、「施設出身」というだけで断られることが多く、苦労して就職できたとしても厳しい環境に心が折れて、逃げ出してしまったり、犯罪に手を染めてしまうという状況を目の当たりにしました。

そこで、福祉の領域でできることの限界を痛感したのです。同時に、受け入れる側の企業や社会が失敗を許容でき、生い立ちや性別、学歴、国籍、ハンディキャップ関係なく挑戦できる会社になれば、新たな価値、サービスを世に生み出せる人材、挑戦する人を増やすことができると思いました。社会に対して、それを発信し、仲間を増やし、育てることができるのは「人事」という職ではないかと思い、次のキャリアの目標が決まりました。

友との別れがきっかけに 逆境と追い風の狭間で

キャリアについての方向性が明確になり、次の一歩を踏み出そうとしていたときに、人生において大きなターニングポイントとなるできごとが起こります。それは、親友との別れでした。

突然の訃報に実感が湧かず、死というものを受け入れられずにいましたが、友人からの連絡で交通事故だったことを知り、同時に現実だと悟りました。最大の理解者である彼が、自分の人生からいなくなることは想定外のできごとで、もちろん覚悟もできていませんでした。受け入れるまでに時間はかかりましたが、その経験が自分を強くし変わるきっかけとなりました。短い人生において、躊躇している時間はない、今後は迷わず挑戦していくことを決意しました。

まずはビジネスマンとしてのいろはを学ぶために、人材会社に入社しました。設定していた2年間で自身の目標が達成できたため、満を持して人事への転職活動を始めました。しかし、世間はコロナ真っ只中。企業は採用を縮小していて、未経験の私は100社書類を通して、2,3社面接に進めばいいという状況でした。その中で、人材会社の方に紹介をいただいたのがネクステージGroupでした。

現人事部長である三澤さんとの面接では、初めて志望動機ではなく、「将来何をしていきたい?」「ネクステージGroupだったらこんな未来を描けるよ」と未来の話をしてくれました。未来志向なネクステージGroupの人事部であれば、自分のビジョンが達成できると思い入社を決めました。

一歩ずつ前へ 仲間と歩むけもの道

入社をしてからは、たくさんの挑戦をさせてもらいましたし、壁にもぶつかってきました。入社当時は、とにかく目の前の成果を出すため貪欲に挑戦しており、周りが見えなくなることや、上司とぶつかることもたくさんありました。時には、目的を見失いそうになることも。そんな時、いつも支えてくれるのはチームのメンバーでした。

本来の目的やゴール達成をチームで目指していくなかでは、時には辛く苦しいこと、理不尽なこともたくさんありましたし、まだまだ課題も多くあります。完璧ではありません。しかし、裏を返せば、まだまだ成長する余地があるということです。だからこそこのチームで挑戦していくことに価値があると思っています。

私は普段から、「自責」という考えをとても大事にしています。身の回りに起こる出来事には、全て自分の責任が伴うという考えです。人生は、自分の選択の連続でありその結果です。丹野代表の言葉を借りるなら、自身が選択した道を正解にしていくしかないと思っています。

今後は、目の前の成果にコミットすることはもちろんですが、中長期的にチームが強くなっていくために、現状起きている課題に対しての新たなアプローチや、市場の動きを読み自社に反映できるような強いチームづくりに貢献していきます。そんな組織をつくることができれば、自身のビジョンである、「挑戦し続ける人のヒーローになる」ことに1歩近づく事ができると信じています。

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