苦しいこと、辛いことには遭いたくない。順風満帆に過ごしたい。毎日、平穏に暮らしたい。そんなふうに考えている人は少なくないと思います。ところが、大きなことを成し遂げてきた偉人たちは困難に挑戦し、実現するまであきらめず、困難と向き合い続けることで人生を変えてきたことを証明しています。グループ代表の丹野が自ら執筆している連載コラム「丹野Voicevol,5」では、困難とどう向き合い、乗り越えてきたかメソッドをお届けします。

借金まみれの生活を抜け出すきっかけは「言葉」だった

僕の20代前半は、借金まみれの生活でした。学歴も職歴もなく、ただ借金を返すためにバイトを掛け持ちして、ただ働く。生きることに必死で、無味な日々を過ごしていました。給料が入った瞬間に返済。すぐにお金がなくなり、常に金欠状態。働いても働いても、まったく減っている気がしない多額の借金。「絶対に借金を返す」と誓ったものの、借金完済までの道のりは遠くにそびえる山のように険しく、現実はかなり厳しく残酷なものでした。

こんなに惨めでつまらない生活がいつまで続くのか。貧しい状態からどうしたら抜け出せるのか。抜け出すためのチャンスはないのか。そんなことばかり考えていたとき、この言葉に出会いました。

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貧しいから挑戦できないのではなく、
挑戦しないから貧しいだけ。

できないから楽しくないのではなく、
楽しまないからできないだけ。

成功すると幸せになるのではなく、
幸せだから成功する。
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僕が今まで思っていた順番と、それは逆でした。「借金がなくなれば挑戦できるのに」「楽しく仕事ができるのに」「幸せになれるのに」そう思っていた僕には、あまりにも衝撃的な言葉でした。
「お金がない」と卑屈になっていたのは自分、いやいや仕事をしていたのも自分、なにより借金返済のために自分で選んだ仕事なのに愚痴や不平不満を言っているのも自分。情けなさと後悔を感じた僕は、前向きに動くことを決めました。

行動に移すと、人生が好転しはじめた

すべては「自分の捉え方」に問題があると気づき、即行動に移しました。

• 最短で借金完済するための情報を収集し、完済期限を決めて圧倒的な量の仕事をする
• どんなツラい仕事でも、やった経験が必ず役に立つと信じ、楽しく全力で働く
• 今に感謝し、周りに感謝し、常にプラスの言葉を使う

しかし、もともと悲観的だった人間ですので、そううまくいきません。数日間は意識できたものの、いつの間にか元に戻っている自分がいました。その度に反省し、また意識するよう気持ちを戻す。そんな事を繰り返すうちに無意識でもできるようになり、自分の習慣になりました。すると不思議なもので、人との縁が広がって、それまでに無かった出来事が起こるようになりました。困ったときには人から紹介を受けたり、さまざまなアドバイスをもらったり、報酬の高い仕事を優先的にもらえたり。「捉える順番を変え、意識したこと」で人生が確実に好転していきました。だからこそ、今でも挑戦すること・あきらめないこと・可能性を信じることを大切にしています。

そして、プラスに受け取ること・プラスの言葉を使うこと・失敗を反省し、次の糧にすることを意識しています。すべては捉え方次第で良くも悪くもなることを経験できたのは、僕の大きな財産になっています。

挑戦すれば人生が変わることを知ってほしい

約18年前「学歴・職歴に関係なく挑戦できる環境、あきらめずに努力している人がチャンスを得られる会社をつくろう」と、ネクステージ株式会社を創業しました。冒頭の「正しい順番」のように、常に挑戦することで人生は変わります。だからネクステージGroupは、自ら手を挙げれば挑戦できる環境を沢山作っています。挑戦できる環境があるのに、失敗を恐れて挑戦しない。そんな人はネクステージGroupには要りません。

私達は、どんなことでも失敗を恐れずに挑戦します。挑戦すればするほど人は成長し、その人達に支えられてネクステージGroupも成長します。ネクステージGroupが成長すれば、多くのチャンスが生まれます。そして、私達がチャンスがあふれた社会へと変えていくのです。僕は、正しい順番を知って人生が変わりました。挑戦こそ、現状を変えられる方法です。挑戦する姿勢がチャンスを引き寄せるのです。

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貧しいから挑戦できないのではなく、
挑戦しないから貧しいだけ。

できないから楽しくないのではなく、
楽しまないからできないだけ。

成功すると幸せになるのではなく、
幸せだから成功する。

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ぜひ、この言葉の順番を意識してみてください。気づいたらすぐに行動に移してみてください。夢叶うまで、それを実行しつづけてください。このコラムがきっかけになり、人生が変わったという人が出てくることを願っています。