~laugh.~インティメントケアに悩む多くの女性を笑顔にしたい
デリケートゾーンの悩みは、日本女性の多くが抱えていると言われています。かといってどんなに気心知れた友人だったとしても「恥ずかしさ」から、簡単に相談できるものではないのも事実。今回は、なかなか深く入り込むことができないデリケートゾーンについて、代表の林さんへインタビューをしながら、なぜlaugh.を作ろうと思ったのか、laugh.に込められた想いを伺いました。
PROFILE
株式会社laugh. 代表取締役 林 千尋
1994年生まれ。東京都出身。ネクステージグループで働く人に惹かれて入社を決意。2017年4月新卒として入社。入社後半年間はお客様応対を中心に行い、その後CRM企画に異動。2020年10月課長になり、2022年10月株式会社laugh.のブランドマネージャーに就任。現在は株式会社laugh.代表取締役、株式会社HRC執行役員を兼任。
laugh.に込めた強い想い
――laugh.が誕生したきっかけを教えてください。
laugh.製品開発者である梅林の体験からすべてがはじまりました。
当時、清潔さを保つために、ボディソープでしっかりとデリケートゾーンを洗っていた梅林は、脱毛サロンのスタッフさんとの何気ない会話の中で「デリケートゾーン、日本の女性は洗いすぎなんです」と言われたそうです。清潔な状態を保つために洗っていたのに、逆にデリケートゾーンに負担をかけてしまっていたなんて、と驚いたそうです。美に携わる仕事をしているのに、自分が間違ったケアをしていたことにショックが大きかったのが忘れられなかったと言っていました。
その出来事がきっかけでデリケートゾーンケアについて調べると、意外なことがわかりました。なんと、日本女性の約80%の人が、「デリケートゾーンに悩みを抱えているにも関わらず、それを誰にも相談できずに悩んでいる」という事実です。
さらに、海外では浸透しているケアなのに、日本では浸透していないケアだということにひっかかりを感じました。
海外とか日本とか関係なく、女性に必要なケアなのになぜ日本には広まらないのか・・・。調べれば調べるほど、デリケートゾーンは繊細でケアも慎重におこなうべき場所であることがわかりました。経皮吸収率、皮膚の薄さ、女性ホルモン、常在菌、、、女性が健康を保つためには、正しいケアが必要なのです。
そんな梅林の体験をきっかけに、私たちは「日本の女性も正しいケアを身につけてほしい。デリケートゾーンのケアをすることは恥ずかしいことではなく、当たり前のケア」という新常識を日本に創っていくことをlaugh.を決意し立ち上げました。
また、今回「うちでインティメントケア商品を出したい」と思ったのには、もうひとつ理由があります。それは私たちが常に大切にしている「理想の姿を叶える」という理念が、多くの女性の「理想の姿を叶える」ことと共通しているなと感じたからです。
――調査結果からインティメントケアに着目したということなんですね
そうですね、市場調査から8割もの女性がデリケートゾーンの悩みを何かしら抱えていることがわかっていたので、インティメントケアブランドを出そうとなりました。デリケートゾーンについて知ること、学ぶ機会というのは、日本においてはなぜかとても少ないです。海外では月経がはじまるであろう年齢で学校の保健の授業でも教わりますし、親からも生理用品のことやデリケートゾーンのケアの方法を教える習慣があります。なので、海外はシャンプーを使うのと同じような感覚で、インティメントケアを行っています。
実は、デリケートゾーンは瞼よりも皮膚が薄いこと知っていますか?もちろん教わることがないので知らない方のほうが多いのではないかと思いますが、お顔のお手入れは一生懸命やるのに、皮膚よりも薄いデリケートゾーンのお手入れをきちんとしないのはおかしいですよね。 常に下着に触れていて、女性はナプキンも月に数日つけっぱなしになる時期があるにも関わらず、です。
日本女性の奥ゆかしさは良いところもありますが、みんながどうしているか聞きたいけど聞けないといった状況に陥りがちになります。その環境を変えたい、もっとたくさんの日本の女性にインティメントケアについて知ってほしいという想いもlaugh.には込めています。
誰にでも安心して使ってもらえる商品を目指す
――laugh.はどのような商品ですか?
インティメントケアを毎日のバスタイムで完結できるような商品です。通常クリームはお風呂から出た後に塗る商品が多いのですが、laugh.ではクリームは塗って洗い流した後も同じ効果が得られるようにという点にもこだわっています。またデリケートゾーンは、「デリケート」という言葉を使っているだけあって、とても繊細で敏感な部分です。なので、だれにでも使ってもらえることを第一に考え無香料にこだわりました。他にも動物性成分やエタノール、パラベンや着色料など、お肌に影響を与えるであろう可能性のある成分は使っていません。
laugh.以外にもインティメント商品を扱っている企業はありますが、ほとんどの商品に香料が入っています。私たちがあえて無香料にした理由は、瞼より皮膚が薄い部分のお手入れに安心して使ってほしいからです。
普段、お顔のスキンケアをするときに大半のものを使ってもアレルギー症状がでない方でも、デリケートゾーンとなれば出てしまう可能性があります。 香料が入っていれば自分のにおいが気にならなくなるようイメージがありますが、私たちは、成分に自信を持っているからこそあえて無香料にしました。無香料なら、アレルギーが出やすい方も、妊婦さんも、産後の女性も安心して使ってもらうことができるからです。
ただ、成分に自信をもっていても毎日使うものですから面倒くさくなっては意味がない。シャンプーをするのと同じ感覚でルーティン化してもらうためには、やはり手軽で簡単に使えるものにしたかったので、あえて原価の高いポンプタイプにしました。コストの部分ではかなり悩みましたが、デリケートゾーンの悩みを抱えている多くの女性の理想を叶えたい、その一心から容器を作っていただく企業さんに足を運び、何度もお話をさせていただきました。もちろん成分も試行錯誤の上で無香料にたどり着いたので、laugh.の商品には私たちの想いと願いがたくさんつまっています。
発売後、お客さまより香りのある商品もあったら…というご要望を多くいただき、現在は無香料とスイートブーケの香りの2つシリーズを発売しております。こちらが大変好評で、5月中旬にはバーベナという新しい香りも発売予定です。
インティメントケアが当たり前になる世の中に
――今後のlaugh.へ期待することを教えてください。
laugh.の存在を日本に住んでいる多くの女性に知ってもらいたいという気持ちもありますが、それ以前に「インティメントケア」をもっと日本に広めたいという気持ちの方が今はとても強いです。日本特有の文化というか、女性の身体について深く学ぶ機会の少なさは今も昔も変わらない中で、「デリケートゾーンの話をすることは恥ずかしいことではないんだよ」ということを、学校や施設に出向いてお話をさせてもらう機会をどんどん作っていきたいと思っています。
日本の女性が抱えているデリケートゾーンの悩みが減り笑顔が増えれば、laugh.でなくてもいい、それくらいインティメントケアをすることへの想いを強く持っています。海外と同じくらいインティメントケアが当たり前になるような世の中に。そのためには、やはりlaugh.をもっともっと知ってもらう活動をしなくてはいけないので、広告やPRにも今後は力を入れていきます。私たちの想いに共感してくれる女性がそれぞれの想いを少しずつでもいいので共有していくことができる、人と人とをつなげいつか大きな輪にできるような活動を私たちは目指しています。
悩める女性の笑顔を引き出せるlaugh.でありたい
――モンドセレクション受賞で努力が実りましたね
ありがとうございます。
laugh.インティメントウォッシュは最高金賞受賞、laugh.インティメントクリームも金賞受賞と、どちらも大きな成果を得ることができました。とても嬉しかったです。モンドセレクションと聞くと食べ物や飲み物といった食品に多いイメージがある方も多いと思いますが、国際機関がクオリティーと安全性が保証できると認めた商品に与えられるので、実はこういったインティメントケアにも与えられる賞です。
受賞したことで、もっと多く女性にlaugh.を知ってもらうきっかけを頂くこともできたと思います。モンドセレクションは一流の品質の証で、お客様が安心して手に取れるという重要な指標となりますので、その期待を裏切らないようさらにブランド力を高め、一人でも多くの女性のデリケートゾーンの悩みに寄り添った商品を作りたいと思います。
この記事を書いた人
清田 静(きよた しずか)
1987年生まれ、東京都出身。経歴はアパレル⇒アパレル⇒ネクステージGroup。「会社に関わる全ての人が安心してミッションに取り組める環境をつくりたい」そんな思いでネクステージに参画。現在は新卒採用を担当、労務もかじっています。
趣味は、ドラマ鑑賞、美味しいものを探して食べに行くこと。夏はフェス!