年商80億円規模のEC事業 HRC執行役員の熱い想いに迫る
結果を出せる人は、「思い通りに行かない事が起きるのはあたりまえ」という前提を持ってチャレンジするもの。「理想の姿を叶える」を理念に掲げ、ネクステージGroup最大の組織として成長を続ける株式会社HRC 執行役員 の本川さんも、その一人です。今回は、株式会社HRCの事業や商品に対する想いに迫ります。
PROFILE
株式会社HRC 執行役員 本川 順博
大阪出身、北海道育ち。大学卒業後、パチンコ業界に入り約3年後に店長へ、ヘッドハンティングされ外資保険の営業を経験。その後、やりたいことを見つめなおし、テレビショッピングの通販事業会社で活躍。2019年1月にネクステージGroupに入社し、商品企画職として、企画開発からブランディングに携わり、2019年10月に主任、翌年2020年10月に課長に昇格。2021年より現職。
HRCは人と人をつなぐ『理想の姿を叶える』パートナー
――本川さんから見たHRCとは?
HRCとは、「Human Rings Company」の頭文字であり、人と人をつなぐという意味があります。その中で、HRCという社名の由来は、ただものを売るのではなく、「人と人をつなぐ」や、「働いている我々と購入してくださるお客様が一緒に手を取り合って伴走していく」といったHRC代表取締役である 中沢の強い想いからきています。
そして、主力商材としてナイトブラや、フェムテック商材(※現在株式会社laugh.として子会社化)を扱っている理由は、お客様の感情をニュートラル or ポジティブに変えることで、お客様の悩みを解決し、変わっていく自分を好きになってもらうという想いが込められています。
「身体の変化が精神の変化へと繋がり、精神の変化で情緒的なものが豊かになる」
と考えた時に経営理念として「理想の姿」が言葉としてフィットしていると考えました。誰もが身体的・心情的な悩みを持っています。それを我々が商品やサービスを通して理想の姿を叶えるきっかけとなり、伴走者でありたいと思っています。
――常に感度の高い、最新の情報を得るために実施していることは?
入社して間もない頃、お客様は「着た時に気分が上がる」という感情や「体にフィットしたものが着たい」というニーズを持っているということをデータから発見し、「カラーバリエーションを増やす」「サイズももっと幅広く展開する」といった今のHRCの基盤となっている取り組みを企画しました。
このような企画を生み出す秘訣として、自分が忙しくても、サボれないような仕組みを作っています。
・情報をしっかりアウトプットできる共通のスプレッドシート
・定期的な社員の座談会
・通勤時間は景色を見る(掲載広告からアイディアを得る)
常に感度の高い、最新の情報を得るためには、現役の企画職として、トレンドを知っておくことが重要だと思っています。
ブランドマネージャー制度で商品価値を向上させる
――現在の組織課題はありますか?
主力商品が2商材から4商材に増えている中で、現状の「縦割り組織」では、次のような問題が生じます。
・情報が回り切らない
・タイムラグが発生する
・各々のチームと齟齬が生まれる
このようなミスコミュニケーションは、会社にとって多くの機会損失となります。創業当時の事業規模(約20人)であれば、問題はありませんが、現在、組織が大きくなる(約80人)につれて、横のつながりが希薄になりつつあるのが、現在の会社の組織課題です。
横のつながりが希薄になっていく会社の現状を改善する新たな取り組みとして、ブランドマネージャー制度を導入しました。縦割りの組織にチームをマネジメントできる人を作っていき、情報のタイムラグによる問題を解消することで、共通認識を保有していくといった効果を期待しています。
そのような取り組みが商品価値を向上させ、顧客満足度を上げることに繋がっていくと思っています。
――予期せぬ社会に対応するために
VUCA時代と言われる現在、明日にでも次のような予期せぬことが起きる可能性があります。
・「社会の認識が変わって製品が悪いものと思われる」
・「その習慣はだめだという風潮がきて売れなくなる」
・「原価が高騰して売れなくなる」
・「市場変化によってお金を出せなくなる」
このような予期せぬ社会に対応するためには、新カテゴリー・新ジャンルの商品開発が必要となります。そこで我々が今からやっていこうとする新ブランドは、仮にそれが一つの企業になった時でも、「ブランドが長く続く、大きくなっていく、やりたいこともたくさんある」というような余白を残した状態で、ブランド化したいと思っています。
お客様のライフステージの伴走者になりたい
――今後の取り組みについて教えてください
そんな中で、来期に向けて動いているのが、「ダイエット」や「妊活」といったカテゴリーです。これは、「ライフステージにずっと寄り添えることって最高だよね」という中沢の想いもあり、取り組んでいます。
女性特有のライフステージの変化は、主に「結婚・妊娠・育児」の3つがキーワードになるかと思います。出産から育児へ、その先の年齢による悩みなど、その時々の商品・サービスを提供できれば、本当の意味でお客様の「ライフステージの伴走」ができると思っています。
長年培ったナレッジが、HRCの本体の中にあるため、HRCがバックオフィス的存在となって、各事業所・子会社・ブランドをサポートしていけるような組織を中長期でつくっていきたいと思っています。もちろん、HRCの社員の中からも「自分の事業・ブランドを立ち上げたい」といった思いを持った人はいますし、その夢の実現の可能性もあるでしょう。どのような大きな目標も、小さい習慣の積み重ねによって着実に結果が伴うため、日々の課題を達成できるように、常にアンテナを高く張り、これからもプロフェッショナルであり続けます。
記事に関する採用情報
この記事を書いた人
小林 花菜(こばやし かな)
1989年生まれ、静岡県出身。経歴はアパレル⇒広告営業⇒不動産人事⇒ネクステージGroup。ミスマッチのない採用を実現し、自分のなりたい姿を叶えられる会社を作っていくために現在、中途採用チームと採用広報業務を兼任。
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