グループ最前線の海外拠点!事業責任者の仕事観に迫る
現在、ネクステージGroupでは台湾を海外進出の重要拠点として展開しています。
新たな場所で、同じ情熱、気力、モチベーションをもって新たなマーケットや事業に挑戦し続けています。
越境EC海外事業責任者の王さんは、商品認知さえなかった海外で奮闘し、台湾でひとつのマーケットを開拓した非常に才能溢れる人物です。今回は、海外拠点の最前線 台湾でネクステージグループを支える王さんの仕事観に迫ります。
PROFILE
株式会社HRC 王可
1990年生まれ、中国出身。来日し大学卒業後。2016年4月ネクステージGroupに新卒入社。入社1年目でHRCTaiwan事業の立ち上げに携わり、2017年10月に主任に昇格し、2022年4月に課長へ昇格。現在もHRCTiwanの責任者として活躍中。
――ネクステージGroupとの出会いについて教えてください
もともと学生時代、英語を勉強していて、海外に出て勉強をしたいと思っていました。ただ、英語圏は中国からも離れていて、現実的に考えて、アジア随一の先進国である日本で勉強したいと考え、来日しました。
就職活動の際に、新卒の紹介会社経由でネクステージを知りました。そこで専務の片桐さんに「面白い経歴だね」と声をかけられたのがきっかけでした。面接の中で、事業代表の勝木さんやグループ代表の丹野さんの経歴などを知っていくうちに、働く社員の姿勢や、あきらめなければ誰でもチャレンジできる環境に感銘を受けて入社しました。
入社わずか1ヵ月後からの挑戦
――HRC台湾立ち上げの経緯について教えてください
入社した2016年、越境EC(※海外の顧客がインターネットを介して、日本のECサイトで買い物すること)が市場的にも盛り上がっていたタイミングで、丹野代表からEC事業を海外展開したいと話しがありました。
その中でも台湾は、日本に近い市場であることが分かり、そこで中国語が話せる私がアサインされました。入社してわずか1ヵ月後からテスト販売が始まり、7月には台湾に会社を登記しました。
協力会社のお力添えもあり、1年ほどでHRCの台湾事業を任されるまでになりました。当時は、自分ひとりですべてやっていたので、とにかく大変でした。事務作業からマーケティング、在庫管理など、何でもやっていました。当時は、若さと新しいことにチャレンジしたいという気持ちで頑張っていました。
未開拓な市場を切り開き、トレンドをつくる
――海外事業の展開で苦労したことはありますか?
日本のEC市場での成功体験において再現性の高い、台湾を選びました。しかし、初めからうまくは行きませんでした。当時は、台湾市場の知識がほとんどなかったので、マーケディング方法や商材を変えることで、翌年には、徐々に状況が好転していきました。
現在、主力事業となっているナイトブラは、2019年頃からスタートしました。そもそも、台湾にはナイトブラという概念がありませんでした。海外ではナイトブラを使う習慣がなかったので、広告費を重ねて、トレンドとなるべく施策を試し続けました。
その結果、現在ではナイトブラ=VIAGE晩安内衣(ナイトブラ)という認知を得ることができるまでになりました。そして、自社企画の商品の強みに着目し、地域ごとの慣習や文化を取り入れ、国ごとに独自のビジネスモデルで通信販売をしています。
ビジュアルや感性的なイメージを持たせられるものを
――現在のHRC台湾の課題は?
現地の他社メーカーも同じターゲットに同じ訴求の商品を出しています。ナイトブラという商品や文化の認知が広がると同時に、競合は4~5社程度に増えています。そのため、新たなマーケティング展開を考えています。
現在は、機能性を分かりやすく伝える広告を打っていますが、ビジュアルや感性的なイメージを持たせられるものを考えています。機能性だけではなく、ブランドイメージの向上が課題になると考えています。
今後のHRC台湾の展望
今後、台湾を拠点に、アジア圏である、マレーシアやシンガポールに向けて販売を広げていきます。すでに、香港・シンガポールに関しては、事業展開のため動き出しています。また、香港での売り上げは、徐々に台湾と同じくらいの水準になっています。
今後は、日本人の体形・気候・文化に近い、アジア圏から日本で開発した高機能で良質な商品を海外に発信するため、台湾チーム一同で新たな挑戦をし続けていきます。
記事に関する採用情報
この記事を書いた人
小林 花菜(こばやし かな)
1989年生まれ、静岡県出身。経歴はアパレル⇒広告営業⇒不動産人事⇒ネクステージGroup。ミスマッチのない採用を実現し、自分のなりたい姿を叶えられる会社を作っていくために現在、中途採用チームと採用広報業務を兼任。
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