眞木：

うれしい2割・悔しい8割かな。事業を回すのは得意だから渾身の出来だったし、想定通りでした。でも仲間の離脱があったり、不得意なマネジメントは会心の出来とは言えないし万々歳ではないかなぁ。それでも、上司が抱えている重たいものを巻き取れたっていう証になると思うので、それはうれしいですね。

林：

2年前にもMVPをもらったのですが、そのときはブランド立ち上げのときで「頑張ったで賞」みたいなものだと思っていました。丹野代表と中沢さんには「次は成果を出してからMVPを取ってほしい」と言われました。だから今回は、laugh.が、徐々に売上の成果も上がっていき、成果を評価していただけたのはうれしいです。2年越しにおふたりとの約束を果たせてよかったなと思います。

小林：

私は正直、あまり素直に喜ばなかったです。チャンスを広げていくために何ができるのかを考えてチャレンジしてきたものの、大きな成果は出なかったので。MVPをもらえたのはアシストしてくれた部下とチャレンジさせてくれた上司のおかげです。誰かに守られながら、助けてもらいながらの受賞で、胸を張って「成果が出た」と言えないのが悔しいな。来期は胸を張って立てるようになりたいです。

眞木：

僕は自分に負けたくなかった。期待とか責任とか、自分に対して求めるものに負けたくなかったんです。折れたら今までの積み上げを否定することになるかもって思うので。それは自分にとって逃げるよりも怖いことなんですよ。林さんはどうですか？

林：

私は異常なくらいポジティブです。嫌なことが起きたとしても、なんでこのタイミングで自分に嫌なことが起きたのかを考えるんです。例えば、旅行に台風で行けなくなったら「もし行っていたら事故に遭ったのかも」とか。あと「神様は越えられない壁は与えない」って言うじゃないですか？だからもしピンチが来ても「いよいよ私にもこんなに大きな壁が来たか！すごい成長したじゃん！」っていう考えなんです。全然大丈夫じゃない時でも「大丈夫、大丈夫」って自分に言い聞かせてる。自分に思い込ませるためでもありますが、周りもそれを聞いて「大丈夫かも」と思ってもらえることで、自分自身の限界を超えられると思っています（笑）

眞木：

わかります。ピンチがきたら「キタキタ……！」ってなりますよね。

小林：

確かに「絶対に負けない」ってなります。頼ってくれる部下にも、期待してくれている上司にも、弱いところを見せたくないので。そして上司が次のステップに行けるように、仕事を安心して任せてもらえる人になりたいと思っていました。

眞木：

僕は2つあります。1つ目は思いつきを大事にすること。昔読んだ漫画にあった「直感は自分の経験から生み出されるものだから、だいたい合っている」という言葉と、丹野代表も思いついたらすぐにメモするタイプだっていうのがつながったんですよ。で、自分もそのタイプ。それだけ仕事のことを考えて導き出された答えなら成功の可能性はきっとあるから、実践するようにしています。2つ目は負けない勝負をすること。業界の特性を活かして、自分が必ず勝てる状況を作って仕事をしています。負ける勝負はしません。

林：

仕事はひとりではできないので、周りの仲間に頼ることや関わる人との関係構築を大事にしています。社内はもちろん外部に仕事を依頼するときに「会社のために、自分のためにどれだけ働いてくれるか」って人の心次第じゃないですか。だからこそ社内の人に対しても社外の人に対しても、ちょっとした心がけを大事にしています。結果として、出会うべきときに出会うべき人と出会うことができていますし、助けてほしいと思ったときに社内外問わずたくさんの方が助けてくださり、とても感謝しています。

小林：

私は型にはめないことを意識しています。「自分はどうしたい？」と自問し、自分なりの答えを見つけて提案します。型にはめたままだと見つからない問題もあるし、今までの「正しさ」を疑うメリットは大きいんですよね。あとは、褒めること。よくみんなは「頑張ります」って言ってくれるけど、私は「もう頑張ってるよ。」と返します。「一緒に頑張っていこうね。」という気持ちを伝えたいし、あなたのことを見てるよって知ってほしいんです。自信が人を動かすと思うので、ありのままを褒めてあげて「自分は間違ってないんだ」「やっててよかったな」と思ってもらえたらいいな。

林：

大事にしてるのは、「自分で決めたことを正解にする」こと。日々、私たちは何万もの選択をしているって言うじゃないですか。そこで選んだ結果を「間違った」って思いたくないから、「よかった」って思える方向に自分を向かわせてきました。だから、選択を間違ったと思った経験はないですね。

眞木：

めちゃくちゃわかります。仕事の指針というか、人生の指針は過去に後悔しないこと。反省はするけど、後悔は今の自分を否定することになるから。今の自分が最高で最強だから、その自分が選んだことに間違いはないと思って生きてます（笑）

小林：

他人と比較して落ち込むことってあります？私はまずできない自分を受け入れるのが大事だと思ってるんです。いつだって超えるべきは自分自身なのかなって思ってます。

林：

私は比べることはないかも？目指してる先が違うし、その人と自分が違う位置にいてもいいので、人と比較して落ち込むことはないですね。小さい頃から親に褒められまくって育ったから、自己肯定感がすごいんです（笑）本当に自分が自分として生まれてよかったって思うから、次はこの幸せを誰かに与えたいなって。

眞木：

僕は反対。あまり褒めてくれる人がいなくて、自力で勝って自分で褒めるしかなかったな。そのおかげでハングリーさを保てているので、良しとしています。

小林：

2人の考え方、すてきですね！それぞれ違った環境で生きてきたけど、今こうやって同じ会社に入社して、実現したいビジョンに向けて一緒に働けることがうれしいなって思います。今日はお話ができてよかったです。